測定する技術(何をどう測る?)
開発をしていると、実験をしなくてはならない。その実験を定量的に評価するにはどうしても「測定」というプロセスが必要である。
何を測るのか、どう測るのか。
意外と難しい「何を測るか」
自動機などを作っている場合「この部分を改良したらが成功率が上がった」ということがある。
その結果に満足できればよいのだが、もっと良くなる可能性があれば、どんどん突っ込んでいかなくてはならない。
では、どうするか、やみくもにいろいろ試してみるのも最初は良いだろう。しかしもっと効率的にやるには改良前と改良後で、物理的に、数値的になにがどう変わったのか、調べることが必要だ。
目で見える現象をとらえて、こうなった、ああなったいうのは簡単であるが、それを数値でとらえることができないか。数値が測れるようになればそれこそ、品質工学(タグチメソッド)なりを使うことができるようになる。
しかし、どこの何を測ればいいのだろう。
ここで開発者の直感と長年の経験が必要となってくる。何を測るかというのは実は難しいのだ。
どう測るか
何が測りたいのか、わかったら次はそれを測定する装置が必要だ。そのものがあればよいが、ない場合がある。
ではどうする。世の中の測定器はそういう希望からできてきたものであるが、いかんせん、たくさん売れるものしかない。ならば作るしかない。
測定装置を作るというのも開発者の仕事なのである。
簡単な治具から測定原理を応用した装置までいろいろ作らなくてはならない。そのノウハウはもちろん残るし、それにより改良された機械はよい機械になること間違いない。世の中に一つしかない測定装置を作る。これがたのしい。開発者の喜びである。
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