新製品開発2 開発の初期プロセス
開発が進まないのはなぜ?
「これを作らなきゃライバルに負ける。」「これ作ったら絶対売れる。」「こんな問題で困っている」
どうやら新製品をつくる課題が見えてきた。では進めてください。なんか作ってね。
と、
上司のあなたが部下にこの開発をしてほしいと頼んだが、なかなかアウトプットが出てこない。なぜだろう。
たいていの場合、若手社員の仕事が進まないのはどうしていいかわからないから。つまり、開発のやり方がわからないから。教えてあげる人がいますか?
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思わずPRいれてしまったが先に進む、
開発の初期プロセスは
- 課題の明確化
- アイディア出し
- 企画化して開発を進める
このプロセスを詳細にみていこう
開発の最初の一歩はその課題を明確にすること。
何がしたいの?どうなれば理想なの?この段階ではなんだかわからない成果物が作り出す未来がみえるようになりたい。上司と部下一緒に話すのが望ましい。
これは問題解決も同じ、問題解決の場合はその問題の本質を見極めなくてはならない。どうして今問題なのか、なぜその問題解決が必要なのか、しっかりと見極める必要がある。
これをしてないと後々問題となる可能性が十分ある。この辺りはまた別に書く。
課題が明確になったら解決方法(アイディア)を考える。
解決方法(アイディア)考える。
アイディアをいくつか出し、一つ一つどういうメリットがあるか、どれくらいの時間をコストがかかるか、よく考える。
ここでまず若手はつまづく。
ここは難しいポイントだ、アイディアを考えろと言ってもアイディアは絶対空から降ってくるものではない。パッとひらめいたっていうのがあるが、それは相当時間それについて考えた結果である。
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失礼、
アイディアが何となく出来上がってきたら試してみる。
アイディアは試してみる。
簡単なテストで行けそうなのか、全然だめなのかは試してみたい。ここであまり金と時間はかけたくない。
この「金と時間をかけずにためしてみる」というのは案外難しく、それにもアイディアがいる。ここでまたつまづいているパターンをよく見かける。
「やってみたいんですけど図面描いて試作すると大変そう」「お金がかかるので部署の承認を得ないと、、」でめげる。ここが一番知識、経験が必要な部分。
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再三失礼。
と、ここまでまだ製品の企画も何もできていない段階ですでに難しいポイントが3つ(開発の進め方がわからない。アイディアが出てこない。アイディアが試せない。)もあるのだ。安易に「これ開発してくれ」なんて言わないでほしいと思う。
企画を発表する
アイディアの一つがどうもいけそうだと思ったら、それを具現化させるために想像力をもう一度発揮してほしい。企画として落とし込むのだ
企画というのは、今度①こういう課題解決のために、②こういう装置を作りたい、スペックはこんな感じで、コストはこんなんで、製作期間はこれくらい。だいたいでいいから想像する。(この段階でだれも正確にわからない)
特に発表の舞台を持たなくとも、この企画を関係者に説明して回る。これは意外と重要、
- 第3者から見た客観的な意見が聞ける(岡目八目)(おかめってこういう字だったか?オカメではないと思ったが)
- 説明するうちに疑問点が見えてくる
- 説明するうちにできそうだと周りが信じ始める
- 新しいアイディアが生まれる可能性もある
- その他もろもろ
とメリットだらけ、デメリットがあるとしたら「は?そんなことできるはずないやん。」というマイナス発言をたまに聞くぐらい。そこは「じゃ、どうすればいいんですかね」と逆に聞こう。ひょっとするといいアイディアを持っている人なのかもしれない。
で、企画をブラッシュアップ。さて、開発を進めよう。図面を書きはじめよう。となる。